意外と勘違いしている人が多いので警告を!
どうも!数々のブラック企業を転々としてきたAtusiです!
ブラック企業の条件の一つとして残業代が出ないのに残業をさせられるというのは周知の事実で、サビ残はクソという認識は広まっています
しかしその逆で残業代が出るからホワイト企業だ!・・・とは断言することができず、残業代が出ればホワイトとは安易に言えないのです
もちろん残業代が出ないブラック企業よりはずーーーーーーーっといいのは確かなんですが、残業代が出るからホワイトだと思い込んで過酷な状況から逃げれないという人が多いです
今回は残業代が出てもホワイト企業とは言えずブラック企業である可能性があることについて記事を書こうかと!
常に残業があるなら人員配置が不足している
まず残業が常に毎日あるという会社についてですが、これはもう人員配置が不足しているかしなくていい無駄が多いかのどちらかです
もしくは残業はしなければならないものという意識が根付いてしまっており、そういう意味では無駄だと言えます
こうなる背景には後述する賃金面で残業代を出したところでそう変わるものではなく、年金や各種保険のことを考えると新しく人を増やすよりも今いる人間を絞ったほうがいいという状況に陥っているのです
そのため賃金面などで長時間労働のわりに給料が伸び悩み、その状況に嫌気がさして人が辞めていくので人が常に不足しております
そして疲れ切った状態で仕事をするのでミスが増えたり動きが悪くなって効率が悪くなり、余計な仕事が増えて残業が減らないということになっているのです
基本給が低いので長時間働かせても働く額は多くならない
残業代が出てもホワイトと必ず言えない部分に、基本給が低すぎて割増賃金を支払ったところでさほど払うものが変わらないという点が存在します
極端なことを言ってしまえばゼロに何をかけてもゼロであり、低い給料に25%増ししたところでドングリに毛が生えた程度では何も変わらないのです
そのせいで経営者視点で人を絞って各種保険や年金の支払いを抑え、今いる人間を徹底して絞ったほうが稼げてしまうということになっているのです
労基法で残業の割増賃金というのは本来であれば「余計なお金を払いたくなかったらさっさと帰らせろ」って意味で作られているのですが、その余計なお金が誤差の範囲でしかなく全然抑止力になってないのです
そのせいで多少の残業代を払ったところで全然懐が痛まず、限界まで働かされてしまうということになりかねないのです
15分や30分切り捨てや上限が決まっているという企業独自ルールがある場合
そして残業代が出るといっても正当に1分単位で働いた分がきっちりと出るということは少なく、大体の会社は15分や30分切り捨てとか、月〇〇時間以上は残業にカウントしないといった企業独自のクソルールが存在していることが多いです
これに関しては完全に違法であり、法律のほうが効力が上で、企業が独自に作ったクソルールはすべて無効なんですが、それらを証明したり争ったりするのってなかなか大変であり、大体の人は泣き寝入りしています
そもそもこんなわずかなお金をケチって労働者のモチベーションを下げている時点でかなりのバカ経営者であるといえますし、仮に行動力のあるやつが労基に駆け込んだり訴訟をしたときのリスクを考えられないという時点でキングオブバカといってもいいくらいで経営者の資格なんてないのです
こういうわずかなことも従業員が多くなったり年月が経てばチリも積もれば山となるということわざ通り、そこそこ大きな額になるんでしょうけど、こういうのははっきり言って完全に払わないの次くらいに悪質ですからね
完全に出していないのであればブラックといえるのです
グレー企業は辞めるべき!ホワイトじゃ無くブラックと同じだ!
過去関連記事
残業代を出しているから働かせ放題と勘違いしている経営者は多い
よくあるのが経営者が「残業代を出してやってるのだから文句を言わずに働け」と言ってくるケースは非常に多いです
確かに残業代を全く出さない会社よりははるかにマシですし、そういう会社から見れば正しいとは言えます
しかし上記に書いたように残業代を出しているからホワイトといえない部分があり、また労働者側も何か違和感を感じつつも「残業代は出ているから・・・」ということで負い目を感じて反論できないということになるのです
気が弱かったり言い合いに弱いとこういう部分ではすぐに丸め込まれてしまうでしょう
残業代を出さないとブラックであれば、残業代を出せばホワイトと言えないというのは上記部分のことであり、不利な条件を感じて不満をためてても文句を言わせない環境のせいで余計にストレスが溜まってもやもやしてしまうことになります
終わりに・残業はそもそもないことが当たり前!
そういうわけで残業代が出る出ない以前に、そもそもは残業そのものがないことが当たり前です
残業というのはどうしてもイレギュラーなもので常にあるものではなく、何か突発的なことが起きたときのみ発生することです
常に残業があるという状態は残業代が出てもおかしいことであり、そもそもそういう職場は残業代を払っても懐が痛くないようにいろいろと調整されているので労働者視点で見ると割に合わなくて不満がたまることが多いです
さらに「ブラック企業は今すぐやめるべき」ということは浸透していますが逆に対義として「ホワイト企業はやめてはいけない」って思いこんでいる人が多く、そのせいで悩む人が多いのです
そして残業代を出しているからブラックじゃないという事が変化して「残業代を出しているからホワイト」に変化して、上記の部分とつながるのです
結論は残業代を出すからホワイトとは言えないし、自分が嫌で耐えられないと感じたらそれはもうブラック企業と同じで逃げるべきです
そしてそもそもは残業がないことが当たり前ですからね