退職金がないなら嫌な職場で我慢し続ける理由がないと断言する!

今は長く企業にいるうまみが全くなくなってきてますね
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を転々としてきた経験を持つAtusiです!

よく団塊の世代なんかが企業を転々とすることに否定的で、今の若い人は親の時代と価値観が合わずに辞めるなという意見を言われて動けないという人が多いんじゃないでしょうか? 
 
その団塊の世代が企業を辞めずに長年いるべきという価値観を支える要素の一つに退職金の存在があり、40年勤めれば数千万円もらえるという時代だったんですよね
 
 
しかしここ20年近くで大きく退職金の額が下がり
 

厚生労働省の調査によると2017年に大卒の定年退職者に企業が支払った退職金の平均額は1788万円となっており、5年前との比較で153万円減少した。20年前との比較ではなんと1083万円も減っている。事実上、退職金は消滅に向けて動き出したといってよい。

退職金は定年とセットになったものであり、定年制度が崩壊しつつある今、企業にとっては退職金を支払うメリットがなくなっている。退職金の支払いを前提したライフプランは、今後は成立しないと考えた方がよいだろう。

今後の日本で「賃金が際限なく下がる」と考えられるこれだけの理由
 

とまぁ1000万近くも下がっている計算で、さらに言えばあくまでこれは平均値であって派遣とかだとまずもらえませんし、私が居た企業でも40年居て400万とかその程度だったんですよ
 
ぶっちゃけ現代では退職金がないと思ったほうがいいですし、おそらく今後も下がり続けてそのうちゼロになるというのも珍しくない状況だと感じてます
 
 
そうなってくると嫌な仕事や職場でも我慢して長く就職する理由ってのが本当になくなってきているんですよね
 
今回は退職金制度が崩壊した現代では嫌な仕事を続ける理由が全くないということを記事にしようかと!
 
 



終身雇用制度や退職金などで長く務める利点があった

現代の若者と団塊の世代とで大きく認識が違うのは、団塊の世代は長く就職する様々な利点がありましたが、今の若い子にはそれが全くないんですよね
 
終身雇用制度はもちろん、今回のネタにしている退職金も、年功序列による賃金の上昇といったものがすべてありません
 
そして現代の段階の世代は仕事という現場の第一線から離れてるので今の人たちの状況を知らないので、いまだにそういうおいしさがあるから我慢して長く続けろって言うんですよね
 
 
更に言えばその世代もなぜ長く務めるべきなのかということを理解せずに周囲に流されて長く就職しちゃったって人もいましたし、そして退職金などの恩恵も受けてないのに周囲が言うからという理由で自分で考えずに脳死で長く務めるべきとか言っちゃってるバカも中にはいるんですよね

昔は滅私奉公で企業に尽くせば見返りがあったので理不尽や嫌なことも我慢する必要性がありましたが、うまみがないならそんなことをしなくていいんですよ

 

今の企業はワガママで使い捨て前提が当たり前

そして今の企業というのは本当に身勝手で、新卒で安く使うのに年齢が上がってくるとリストラしたりとやりたい放題やってるくせに、若い人が意欲がないとか言ったりするのでくるってるとしか思えないんですよ
 
 
企業の求める矛盾というのがあって
 

 4つの矛盾だらけの話とは、どんなことでしょうか。それは以下のことです。

1. いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたくない

2. 終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい

3. 即戦力になってほしいけど、教育投資はやりたくない

4. 積極性がほしいけど、自分には従順に従ってほしい

まず1. ですが、いい人材が欲しければ、権限と報酬を与えることは当たり前です。次に2. は、従来ならば終身雇用という安定性を担保していたからこそ、会社組織に忠実であることを要求できたのであって、雇用が不安定なのに忠実に働くことまで求めることは難しいわけです。

 3. は、もし即戦力になってほしいのであれば、より優れた技術や経験を積める研修投資をしなくてはならないのに、「それは個々人でやってね」などと言って、できればおいしいところだけ組織で刈り取りたいということを平気で考えます。

 最後の4. ですが、「これから必要なのは、イノベーションだ! 従来と違う画期的な発想を持って行動する積極的な人材がほしい」などと理想を並べておきながら、なんのことはない「自分に逆らうような人は駄目だ」というような具合です。

人手不足を嘆く地方の組織が陥る「4つの矛盾」 変化しない職場や地域に「明るい未来」はない
 
とまぁこんな感じで無茶苦茶なことを言っているということを最悪の場合は自覚なく言ってますからね
 
 
昔は企業が個人をかばったからこそ頑張ってたのに、報酬を取り上げれば頑張らなくなるのは当然なんです

しかも派遣とかで使いつぶして使い捨て前提となればこっちも企業に対して奉公なんか一切必要がないのです 
 

中途半端な状態で放り出されると積む

これは今の中年の人を見てて感じることですが、うまみがない状態でも過去にあった長年いる利点を盲信し続けて嫌なことを我慢してたとしても、40~50歳くらいになってくると旨味がないことに嫌でも気が付き始め、かといってやめて転職しようにもスキルも度胸も若さもないという前門の虎、後門の狼な状態になって続けるのもやめるのも地獄ってなるんですよね
 
前者の長年いる旨味はどんどん世の中の流れ的になくなるのでこれは個人の力ではどうすることもできませんが、後者の転職というのは一度でもそれを経験していれば感覚が掴めるんでどうとでもなるんですよ
 
 
例えば
 

・今の会社と前の会社を比較して危険かどうか?
 
・転職するための必要な探し方はどうか?
 
・今後の世の中で必要とされる技術は何か?
 
 
など、一度外の世界を知るだけでも完全に理解まで出来なくても何となくわかるようになるんですよ
 
転職しようと思わない限りはそんなことを思う必要がありませんので考えもしないというケースが大半ですしね

さらに一度でも経験があると「転職ってこんなもんか」っていい意味で軽く考えられるので、そうなるといつでも逃げれるというフットワークの軽さにつながります
 
長年同じところにとどまり続けるというのは筋肉の硬直と同じで、瞬発力が本当になくなりますし、いざ会社が危ないって状況になっても体が動かないということになりかねないんですよ

だからこそ同じ会社に長年勤めあげるという掘り下げる方向ではなく、いやなら精神や肉体を病む前にとっとと逃げるという横の方向に動くというのが今後の時代の自衛策なんですよね
 

終わりに・いやな仕事は我慢する理由がなくなりつつある

そういうわけで今は我慢するという利点がなくなりつつありますし、時間と健康とストレスという代償を払ってでも長くいる必要がありましたが、退職金をはじめとした長年いるメリットが消失した今ではそれらの物事とトレードするのは割に合わないんですよね
 
たとえるなら自分が銀座の一等地を持ってたとして、以前なら1億とかで売れたのを二束三文でしか売れないような状況になってるようなもんですし、それなら自分で使ったほうがいいですよね
 
 
それと同じことで時間や若さなどといったものを犠牲にする利点がないのであれば、仕事が嫌だと感じた瞬間にそれは仕事に対して割に合わなくなったと判断できている証拠なんで、コスパの悪い使い方をする必要が全くないです
 
いやなことでも逃げるな!って価値観もありましたが、それは我慢する利点があるからこそであって、利点がないならさっさと逃げるのが正しいんですよ
 
メリットがない嫌なことを我慢するというのはそれに近い自殺行為なんですよね

なので長く居る利点がなくなった現代では会社が嫌だと感じてコスパが悪くなった瞬間に横へ逃げるというのが正しい戦術であり、いろいろな企業を見るからこそわかることが増えるので、今後はそういう考え方や着眼点やスキルのほうが重要になってきますからね
 
スキルと行動力さえあれば年齢を食っても転職することはできるので、今から将来に向けた練習としてやるのもいいと断言できますね



 
 

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