限界を越えて負荷を掛け利益を還元しない会社からは退職をするべきだ!

これは久しぶりにやべーやつ見たな・・・
 
 
 
どうも!今まで数々のブラック企業を転々としてきたAtusiです!

なんかツイッターを見ていると 


 
見慣れない言葉がトレンドに乗ってて「なんだろうな・・・」って思ってたら、某IT会社の社長が書いたブログ記事が炎上しているみたいですね

騒ぎに乗じて消される可能性があるので、全文ではなく特にやべーなって思う部分だけ抜き取っておいたのですが 

 
 

会社の方向性

今年より、会社の方針を変更して、営業スタッフの増強、さらに大きな案件を受注すべく、数社、新規の代理店様との取引も開始いたしました。
また、アジャイル開発手法を取り入れることで、それまでウォーターフォール開発で行っていた古い進行管理を止め、クライアント様と開発とのエンドツーエンドの関係を結ぶことで、よりお客様の要望にお応えできる体制を整えました。

おかげさまで、年度末で前年比50%増の売上を達成し、戦略の転換の正しさを実感しました。

成長の機会が沢山あった

そんな中、彼から相談したいという申し出がありました。
話を聞いてみると「納期と比較して、お客様の要望が多すぎて間に合わない」「人が足りず、手がまわらない」など、現場の負担がかなり大きくなっているとのことでした。
タイミングの悪いことに、その少し前に彼の先輩エンジニア二人が体調の問題で休職しており、現場の人間が減った結果として、彼の仕事量が増えていた面もあるようです。

疲弊した顔で言う彼でしたが、私は、内心これは彼にとってのチャンスである、と考えました。

確かに先輩エンジニアがいなくなった状況は、やるべき仕事も増え、しんどい時期です。
しかしこれは同時に、今まで先輩エンジニアに任せきっていた設計フェーズや、お客様との折衝などを若いうちから経験できる「機会」でもあるのです。
3年目の彼にとっても同年代と比較して、早く上流工程に関われますので、将来これは大きなアドバンテージになります。

私はそのように伝えました。それでも彼は納得いかない様子で「疲れがとれない」などの体調面の不安を訴えましたので、次のような話をしました。

私が若かった時代は、どこも彼以上の激務が当たり前でした。私も毎日終電近くの時間に帰ったものです。
やる気のない人は、長時間勤務に耐えかねてずっと不平を言い続け、最後には辞めてしまいますが、同じ仕事量でもやる気がある人間はそうは捉えません。

本来、人間は「楽をしようとする」生き物です。1日で終わる仕事量が100であれば、80ぐらいの仕事をこなして、残った時間を休憩や勉強に使うのです。
しかし、私に言わせればこのやり方は非常に効率の悪いやり方です。
自分のキャパシティを超える仕事をあえてやってみることで、それが程よいプレッシャーとなって、自然と仕事の整理を行い順序を調整したり、効率的な業務を行う方法を見つけたりして、限界だと思っていた自分キャパシティを大きく上げることができるのです。
先程の例で言えば、1日に150、200の仕事量がこなせるようになる――つまりは生産性を高められるのです。
(もちろん私は今でもこれを実践して、彼以上に働いています。)

私は、これを機会に彼がさらに成長してほしいと思いましたので、「時間がない」という彼に向かって、以上の説明を行い、「時間は与えられるものではなく、作るものなんだよ」と言いました。

メッセージが上手く伝わったかはわかりません。
そのしばらく後、彼が退職を表明してきたということは、やはり、このあたりの自分の経験が上手く伝わらなかったのか、または現場で実践しようとしてみたが、上手くいかなかったのかもしれません。

残念ですが、仕事ができる、できない、というのは要領の良さであったり、頭の回転の速さもかかわってきますので、このように個人差があることは致し方ない面もあるのでしょう。
あまり悪く書きたくはないのですが、前日に残業した時などに、彼は遅刻することが多く、私も慣れるまでは仕方ないと、それを大目に見てきたのも、結果的には悪かったのかも知れません。

また、彼に辞めた後どうするのか、といくら聞いても教えてくれなかったことが引っかかります。
ないとは思いますが、世間知らずゆえ、競合他社への転職などといったタブーを犯してしまうのではないか、と心配しています。

労働者に退職の自由があることは事実ですが、こちらにも経営者の横のつながりがあり、またそれらを含む社会のルールというものも存在します。
自由だから何をやってもいいのだと、「筋」をちゃんと通さないで、そういう考えで行動すると、この業界、人の噂というのはあっと言う間に広がってしまいますので、正直なところ、大丈夫かな?とも思ってしまうのです。

弊社から社員が退職しました
 

あーもうコレナチュラルにやべーやつ
 
一時のワタミを思い出すくらいの酷さですねぇ・・・

こんな会社なら人が当然のようにやめていくだろうし、私でも即辞めることを考えますね

なんかもういろいろとツッコミが追いつかないんですが、一つ一つ分解して可能な限りツッコんで記事を書いていこうかと・・・

 



楽をすることは効率化できてるorその人に合っている

この引用先のブログでは楽することを否定していますが、ぶっちゃけ楽することって悪いことどころかいいことばかりなんですよね
 
そして楽に感じるということはいい感じに効率化出来ているか、もしくはその人に合っている状況ということが多いです
 
 
例えば仕事での10時間勤務はきつくても好きなことをやってる10時間というのは楽に感じますよね?
 
けれども同じ作業時間ですが、本人の向き不向きや好き嫌いでやってる時間が苦にも楽にもなるんですよ

私自身が一日10時間以上はブログの事を考えちゃってますが、ぶっちゃけブラック企業で3時間働くよりもずっと楽なんです
 
 
それに楽したいという考えがあるから作業でも効率化とか出来るというのに、それを真っ向否定して苦労すればOK見たいな考えって、苦労すればするほど美徳と言ってるのと何も変わらないんですよね
 

 

増えた利益の負担は誰が被るのか?

会社の方向性や取引云々、後はよくわからない横文字はともかく売上が50%も増えたということはそれだけ誰かが負担を負っているということ
 
多分このブログを読んでる限りでは後述の体調を崩したエンジニアさんやその後輩でしょうね
 
上記の楽を否定して苦労することを美徳とする習慣を見ても多分そうでしょう
 
 
んでそういう状況を見ていると戦略の転換というよりはただ単に作業量を増やしただけにしか見えないんですよね
 
 
その増えた作業量を下に押し付けることで搾取する会社にしか見えないのです
 

 

 

限界を越えるのは自分で勝手にやれ!人に押し付けるな!

先程、後述すると言った体調を崩したエンジニアの後輩が、人手不足と作業量の多さから現場の負担が多くなった時に疲弊しきっている状況に
 
 
「これはチャンス、限界を超えれば成長できる」
 
 
なんて言うのってぶっちゃけ気が狂ってるんですよね
 
 
そして自分の経験談からそういう事を言っているみたいですが、ぶっちゃけそんなもんは自分でやるのは勝手ですが人に押し付けることでは無いんですよね
 
例えるなら食べ放題に行って、大食らいのやつがまだまだ余裕ある時に、少食で満腹になってるやつに自分と同量を押し付けるようなもんです
 
勝手に大食いはすればいいですが、人に押し付けたら腹が避けるか吐くか救急搬送されるかのどれかでしょう
 
 
現にその後に「疲れが取れない」って申し出があるのに、それを自分の経験でドヤ顔してるのは本当にバカだと言っていい
 
話す論点が全くずれているので話にならないと言っていいでしょう
 
 

限界を越えて仕事量を増やして生産性を高めて従業員に利益はあるのか?

一番の問題点は、体が悲鳴を上げるほどの限界を越えて仕事をしたとして、仮に成長できたとしてその先にやった本人に利益があるのか?ということなんですよね
 
多分こういう事を言ってるやつは社長なのでやればやるだけ自分の利益になるので好きにやったらいいんですよ
 
しかし、下の立場に強いたとしても自分の体を酷使し、出来る作業量が上ったとしても見返りは皆無どころか仕事量が増えるだけなんですよね

 
 
私もブラックに居てた時は、やたらと上から生産量を上げるように言われましたが、増やした所で自分に利益が全く無いどころか仕事がしんどくなるだけでいいこと何も無いのでやる気がおこんないんですよね
 
 
上で生産量が50%増えたなんて言っていますが、給料が5割増しになることは無いですし、そもそも5割増えたとしても利益的にはもっと増えているはずなので5割程度じゃ焼け石に水にもならないんです
 
 
旨味も用意せずにただ働けというのは愚策中の愚策だと言い切っていいですね
 
そういう事を言うとブラックの経営者ほど「報酬で働くのは甘え、成長できたことに感謝しよう」とか意味不明な事を言い出すんですけどね

 

感謝すると言いながらディスってるよねコレ?

ちょっと全文は引用してないのでですが、この後に辞めていった彼に感謝するとか言ってるのですが、前後の文章を見てるととてもそうは思えないんですよね
 
競合他社へ転職すれば横のつながりで脅すとか暗に書いていたり、わざわざこんな事を書いているということは未練たらしく「辞めやがって・・・」って考えがにじみ出てる証拠なんですよ
 
 
私もブラック企業に居た時に、数年選手の仕事できる人が逃げた時に
 
 
「あれだけ大切に育ててやったのに恩を忘れやがって」
 
 
って言うのをよく聞きます
 
私から言わせれば、クソ状況を押し付けてた時点で恩どころか仇でしたし、逆に刺されなくてよかったね・・・とすら思うんですよ
 

 
なんというか根本から勘違い出来るアホが多いなって感じますね
 

 

終わりに・こんな経営者のもとで仕事はすべきじゃない

はっきりいってこういう経営者のもとでは絶対に仕事をするべきでは無いですし、こういうのが見えた時点で即座に転職を考えていいでしょう
 
しかし残念ながら世の中のブラック企業の経営者というのは程度の差はあっても大体こういう考え方をしているクズが本当に多いです
 
 
私も今回の件を見ながら昔居たブラック企業の事を思い出してしまうくらいでしたしね
 
 
こういう考えを持っているからブラック企業が生まれるのか、ブラック企業だからこういう考えになるのかはわかりませんが、一つ確実に言えることはこういうやつの下で仕事はするべきじゃありません
 
自分自身の身を守るためにもこのような経営者の元からすぐにでも離れましょう
   



  

 

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