「やる気」という言葉を仕事で多用する上司や環境からは離れるべき!

ほんとマウント取るのにあれほど便利な言葉はそうないな・・・
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を転々とした経験を持つAtusiです!
 

面接だろうが就職した先であろうが様々なところで
 

「やる気」
 
 
という言葉を使ってる会社って多いですよね
 
そしてこの言葉を使えば簡単に上からマウント取れてしまうので、ほんと乱用する奴は多いです
 
仮に正論を言われてもこの言葉で強引にひっくり返そうとするやつ多いですよね
 
 
例えば
 

・「御社の残業時間と給料を教えてください」 > 「金とか待遇の話しばかりしやがってやる気が無いのか!?」
 
・異常な仕事量を押し付けられて「お前が仕事が出来ないのはこなそうとするやる気がないからだ!」
 
・「サービス残業や早出をしたくない?好きで入った会社なのにやる気がないからそんな甘えが言えるんだ!」
 
 
などなど・・・
 
これらはすべて実際に私が言われた事がある言葉ですが、いろいろな人間を見てきましたが社会でやる気って言葉を出す人間や組織にろくなところって本当に無いと感じますね
 
 
10年ほど色々なところを見たからこそ分かるのですが、やる気なんて言葉を多用するような連中や組織は関わるべきではありませんし、今いる会社にそういう事を言う奴が上司なら即転職したほうが良いと感じるくらいです
  
今回はこのやる気という言葉を多用してくる人間や組織はどうして関わりを避けるべきなのか?ということを実体験から感じたことを記事にしていこうかと
 
 



やる気は数値化されないし可視化されない

やる気というものが厄介なのは数値化されないし可視化されないという点が厄介なんですよね
 
ちなみに可視化っていうのはウキウキとやってるとかそういうことでは無く、りんごが目の前にあるとかないとかそういう次元の話です
 
 
もし仮に本当はやる気があったとしても
 
 
「お前はやる気があるのか?」 
 
 
とか言われたりして数値化されたり目の前に物体として無ければ証明できないんですよね
 
 
「やる気はあるのか?」 > 「あります」 > 「いやその態度はやる気がないからだ」
 

なんて決めてかかられたりすることって痴漢冤罪の証明と似たようなもので、実在していないものを証明しろというなんとも無茶苦茶な話で、悪魔の証明に似たようなもんです
 
これが数値化されるものだったり、ある無しが一発で分かるものであれば良いんですが、証明できないからこそ
 
 
「ほらやっぱり無いじゃん」
 
からの
 
「やる気が無いやつは悪」
「悪を懲らしめるのには何をやってもいい」
「何をやってもいいならパワハラでも暴行でもやっていい。悪いやつだし」 

 
ってマウントを取るのが容易なんですよね
 
基本的にやる気という言葉を多用する人間は絶対優位な状況を作って人をいびって楽しみたいだけのクズだと断言していいです

  

正論をすべてひっくり返して圧倒的優位になる

更にやる気という言葉を使うと正論を並べても力技で圧倒的優位が取れるところが問題ですね
 
将棋で言う王手、チェスで言うチェックメイト・・・といった完全優位な状況でも版ごとヒックリ返して逆ギレするような事なのです
 
 
私が今まで受けた実際の例を出すと
 
 
・「サビ残ですよね?給料をちゃんと出してください」
 > 「金の話ばかりしやがって!やる気がないのかお前は!?」
 
 
・「この会社ではどうして求人票と内容が違うのですか?」 
 > 「文句ばかり言ってやる気を出せよ!」
 
 
・「定時前の早出って給料出ませんよね?ならやりません」 
 > 「少しはやる気出して貢献しようって思わないの?」
  

・「休日出勤なのに代休なんでないのですか?」 
 > 「仕事に対してやる気がないの?そんなに休み欲しいなら会社辞めてしまえ!」
 
 
とまぁ他にもいろいろと言われた覚えはありますが大体こんな傾向ですね
 
 
普通に将棋とかして王手になったらいきなり相手が版をヒックリ返して投げつけてきたらびっくりしてしまって萎縮しますよね?
 
それと同じように正論を述べているだけでいきなりこのようにキレられたら普通の人はどうして良いのかわからなくなります
 
更に正論で追い詰めようとすれば大体はキレて殴られるか、会社からめんどくさいやつとしてクビになるかのどっちかです(経験談
 

これに対応できるのはよっぽど度胸があるか開き直っているかのどっちかの人間で、暴力に慣れてない人は殴られるのが怖いし、普通の人は生活かかっている状況だと生活のためと引っ込んでしまいますね
 
この暴力か解雇かという選択肢を押し付けられる事で正論を述べたとしても劣勢だったのをヒックリ返していきなり完全に圧倒的に優位な状況に持ち込まれてしまう力技なんです
 
 

その会社に縛られている以上は向こうには禁断の択があるわけで、やる気という言葉を使う人間ほどコレをちらつかせて来るのです

  

 

終わりに・精神論の押しつけの第一歩

このやる気という言葉は、ほぼすべてのパワハラの精神論の始祖とも言っても過言じゃ無いと思っています
 
そのようなパワハラ気質の環境には関わるべきでは無いですし、仮にそんな環境に居れば本当はあったはずのやる気というのもなくなるのも当然と言ってもいいです
 
 
そもそも仕事なんてのは自分が働いたお金を会社がピンはねして残りカスを給料として渡すのだからやる気が無いことが当然なのです
 
だからこそ、その失った分の穴埋めをどう「やる気」を出させるかというのは本来は会社や組織の考えることですが、ブラック企業はやる気が無いことの責任をなすりつけた上に、やる気がないほうが悪いという一見正論っぽい大間違いでマウントとって来るのです
 
 
間違いなくやる気という言葉を多用する人間は全員例外なく精神論大好きなパワハラ系ですし、そもそもやる気という言葉自体が精神論そのものですからね
 
やる気が無いのが悪と考えるよりも、やる気を自然と出させるような環境を作ったり、やる気が無くてもどうにでもなる仕事環境を作るのが会社の仕事ですね
 
それが出来ないという時点で、それこそ会社が「やる気がない」という証拠でしょう
  



  

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