現状でも悲惨な事になってるのに・・・
どうも!数々のブラック企業を転々としてきた経験を持つAtusiです!
今ネットを見ていると裁量労働制というものがものすごく話題になっていて見かけないことが無い日がまずないくらいですね
意見を見てみるとほぼ全面的にネガティブな意見ばかりで否定的なように思います
私自身もかなりネガティブに捉えていますし、現状でも悲惨な事になっているのに成功するわけがないとかなり否定的に見ていますね
今回はこの裁量労働制はどうして失敗するか?ということについて私の意見を書いていこうかと
まず裁量労働制とは?
意外とこの言葉を見たり聞いたりするけど中身を知らないって人は多いんじゃないでしょうか?
労働時間と成果を切り離してしまうことで大きく見た成果制度という感じがイメージし易いかなと
成果さえ出せば好きな時に出勤しても帰ってもいいよーってな感じですね
仕事が出来る人であれば労働時間を短縮できるというメリットが労働者にあるんですよね・・・見かけ上は・・・
労働者側に裁量する権限が一切ない
私自身も職場の制度として裁量労働制が認められている職場に行ったことがあるのですが、労働者には労働を裁量する権限が無いんですよね
例えば裁量の1つで表面上は出勤時間と退社時間を自由にずらせるフレックスなんてものがあったりしますが、実際には今の日本では勤務時間をずらすことはまず許されません
そしてなぜか「早く来て早く帰る」と「遅く来て遅く帰る」という本来であれば一長一短なはずが、悪いところだけ組み合わさってしまって
「早く来て遅く帰る」
ということになりかねないのです
・・・というか私が居た会社は実際そうなってましたね
日本の職場って苦労を美徳とするアホが多いので、いつの間にかそのしなくてもいい苦労部分だけ抜き出して短所のみを掛け合わせるという意味不明な事をしてくるのです
裁量制度を導入してしまうと、いつの間にか苦労の最大値部分だけ抜き取られてゴミ化するということに・・・
現状では残業代抑制で定額働かせ放題に確実になる
この裁量労働制の特徴は支払う金額が労働時間に依存しないので、一定金額になるというものなんです
そのせいで「従業員定額使い放題」なんてケータイの通信料みたいな事を言われてしまっているんですよね
裁量労働制を実装しているところでも、自分の仕事が早く終わったからと言って帰れることはまずありません
仕事が終われば次の仕事を時間いっぱい入れられるのでわんこそばみたいなことになってしまうのです
食べ放題とかで少しでも元を取ろうとして必死に食ったり
通信料使い放題であれば徹底的に使い込んだり
料金が定額であれば一番利益が出るようにしようとしてしまうのは人間の本能なのです
そして何よりも管理職という残業代を抑制する存在がまさに現在の失敗している例の象徴とも言えるんです
アレも労働時間は伸びたのに、残業代が発生しないからかえって収入が減ったということも珍しくありません
収入が減ってるのに定額になると徹底的に使い込まれてしまうという現実の例がもう既にあるんですよ
その結果として出世を目指す人ってかなり減りましたからね
終わりに・裁量労働制を導入する会社からは逃げるべき
結局は「働かせ改革」として、定額で人を使い潰すかということしか考えてない証拠なんですよね
現在でも似たような事例があって失敗していると言ってもいいのに、裁量労働制で良くなるって考えてる奴がいたら経営者側の人間が頭がお花畑のどっちかでしょうね
本来の意味であれば優秀な人がぱぱぱっと労働時間を時間を短くしてプライベートを充実させることも出来るんでしょうけど、実際は失敗している例があることから仕事が無限湧きして全然裁量制が機能しないでしょう
本当に良いものであれば1つくらいは成功例というのがあってもいいのに、どれだけ見ても否定や失敗意見ばかりで1つもいい意見を見たことが無いということで満場一致でゴミ制度だと言っていいでしょう
だからこそ裁量労働制の拡大になるような所は労働者視点で見て絶対に得はしないので辞めるべきと断言できます
下手すれば過労死で会社に殺されかねません