「ウチは特殊な仕事」と言う会社はブラック化しやすい理由を語る!

「特殊な仕事=独自性があって生き残る」では無い
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を転々とした経験を持つAtusiです!
 
 
今の御時世は会社が大企業でも潰れやすい時代で、どうすれば安定している会社に入れるのだろうと考える人も少なくないですね
 
そして大体の人間が考えつくのが「小さくても独自の特殊な仕事をしている」ような会社を選ぼうとしますよね
 
私もそれを考えて入社した経験があるのですが結果から言えば何処もブラック企業の入り口と言っても全く過言では無いような状況ばかりでした
 

やりたいことがあって独自の仕事をしている会社を目指すのであれば何も問題は無いのですが、もし就職で安定を求めて独自の仕事をしている会社を目指すのであればそれは絶対に辞めておけという内容で実体験からわかったことを記事にしていこうかと
 
 



独自の技術では無く「他がやらない」だけ

よく中小企業に上記のタイトルなような言葉を言う企業が多く、確かに他がやらないような事をしている会社は多いです
 
しかしそれは
 
「独自の技術力の高さ」
 
からくるものではなく
 
 
「他の会社が採算を取れないと判断してやらないだけ」
 
 
というケースがほとんどです
 
 
特に私が工業高校出身なので分かるのですが、やることによっては高校生が1時間もあればそれなりに出来るような事をやっているケースがものすごく多いのですね
 
高い技術と言えば何年もかけて他がすぐには真似出来ないような事であれば独自の技術と言っていいでしょうけど、実際は誰でも出来るけど採算が取れないというケースが本当に多いです
 
 
そしてそんな仕事なので人海戦術や作業量で勝負するしか利益が出せないので必然的に薄利多売でしんどい事になってしまうのです

悪い意味で換えが効かない仕事である

誰でも出来るからこそ利益が出なくて誰もやらない仕事になっているので、そういう意味で他にやる人間がいないので換えが効かない仕事になっている可能性が非常に高いです
 
その結果として人員配置を増やそうにも利益が出ない商売なので人を増やせないので結局辛いままで、人を増やして楽できる以上にしんどいことになってしまいます
 
 
他にも誰がやっても出来る仕事なので、他の会社で通用するようなスキルにならないので、現在の会社にしがみ続けることになり、他に行く宛がないからこそ逃げないと判断されてブラックな働き方を強要されるケースがとても多いのです 

 

過度な職人気質で根性論が横行している

こういう会社の利益が出せない奴らにありがちな思考は
 
 
「品質が低いからもっと品質を上げないと売れない!」
 
 
という思考に陥るやつが多く、その質を上げるために意味不明な根性論を振りかざす連中が多いのです
 
例えば
 

・もっと長時間労働を行ってキツイことをやれば品質が上がる
 
・自分を追い込むことでいいものが出来る
 
・頑張りが足りないから利益が出ない
 
 
などなど、完全に間違った方向に頑張ろうとする連中が多いんですよね 
 
 
こういう間違った努力をした上で
 
 
「なんでこんなに利益が出ない・・・」
  ↓
「頑張りが立ち無いからだ!」
 

という発想が無限ループしてどんどんブラック化していくのです
 
 
第三者視点で見れば十分おかしいことだと気が付きますが、そういう人間が集まってるから利益の出ないことに一生懸命になってしまう傾向があるのです 

終わりに・安定を求めるのであれば避けるべき

という訳で、安定を求めるという意味では独自の技術という誇張はかえって安定とは遠い存在になってしまうのでやめるべきだと言えるでしょう
 
それに本当に独自の技術があるならもっと稼げている会社が多いので、中小企業でこういう事を言うのは採算の取れない事に固執しているからなんですよね
 
 
なので本当に安定を求めるのであれば、独自の技術とか関係なく、しっかりと労基法を守るようなごくごく当たり前の会社のほうが結局は自分も会社も長続きするので、そういうところのほうが安定しやすいのです

  



  
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