「ノー残業デー」は常に残業あるブラック企業の裏返しだと断言する!

この言葉っておかしいとしか思えない
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を見てきたAtusiです!
 
 
この「ノー残業デー」という言葉が色々な職場で聞かれるようになりましたが、この言葉って聞けば聞くほどおかしいなとしか思えないんですよ
 
就職してた時に「ノー残業デー」なんて言葉がある職場に在籍していた事がありましたが、あの言葉ぶっちゃけ大嫌いなんですよね
 
もちろん残業そのものが嫌いなので、残業は無いに越したことは無いのですが、あの言葉がある職場でクソな環境しか見たこと無いんですよ 
 

そもそも残業というものが本来はイレギュラーなものですし、それが常にあるという事がおかしいことです
 
 

そして私自身はこの言葉が出る職場に居た事がありましたが、恩恵を受けるということは一切なかったですね
 
 
このノー残業デーという言葉には違和感しか感じないので、今回はそれを記事のネタにしようかと
 
 



ノー残業デーということは常に残業デーと言うこと

わざわざ「ノー残業デー」とか言うということは、言葉を裏返せば常に残業が発生しているイエス残業デーだということです
 
求人でノー残業デーの事を自慢している求人を見かけますが、全く自慢できることじゃないと断言していいんですよね
 
 
本来であれば毎日定時で帰ることが当然なのに、それをわざとらしくこんな言葉を使っているのは定時が当然、残業が異常という事が逆転してしまっている証拠です 

 
月か週かの数日をノー残業デーに公認しちゃうことで、他の日をイエス残業デーにするということなんですよね
 
一部でガス抜きをさせておいて他の日を全部公認させるとか恐ろしいことです
 
例えるなら100円あげるから1万円よこせって言われてるようなもんです
 
  
これってジャイアン現象に近い事で、普段から悪ガキが劇場版でちょっといいことするとめっちゃいいやつに見えるというあれと同じような感じなんです
 
ぶっちゃけワルがちょっといいことしても今までやった悪行から見れば全然足りないし、帳消しにしてお釣りが来るように見えるあの現象が私は滅茶苦茶嫌いですし、世の中の人も結構違和感を感じる人は多いんじゃないでしょうか?
 
そういう意味では普通に残業がずーっとある会社よりも悪質だなって思いますね 
  
 

狂ってしまった環境を正すための第一歩として実行するのならともかく、実際には悪化していくケースが非常に多いように感じます
 
 

慢性的に残業をしなければならないくらい仕事量が多い

常に残業をしなければならないということはそもそも仕事量が職場の限界を超えるくらい常にあるということです
 
仕事量が単純に多いのか、人を雇う人件費をケチって人が集まらないのか・・・またはその両方である可能性が非常に高いです
 

なので常に残業をしなければ仕事を片付けられないようないっぱいいっぱいの状況になってしまっており、そこに焼け石に水みたいな感じでノー残業デーなんて導入しているのです
 
残業をなくそうと思うのであれば仕事そのものを減らすか人を増やして対応するかして根本的から解決する必要性があるのに小手先の対策しかしてないので解決することがないのです 

更にそうなる背景は人件費などを削って給料と仕事が割に合わないものとなってしまっており、その結果として人がどんどんやめてしまうような職場になっているというのも一緒になってる場合が非常に多いです
 

次の日の仕事量が跳ね上がる

後はこのノー残業デーをしても全体の仕事量は変わるわけでは無いので、仮にノー残業デーでも帰ろうものなら次の日の仕事量が跳ね上がるのです
 
そうなってくると結局全く意味が無いどころか、下手すれば翌日の疲れきった所に追加で仕事がドン!となる訳で・・・
 
 
肉体や精神の回復って、回復量を数値化すると
 
残り体力50%なら30%回復
 
残り体力10%なら5%回復 
 
と、こんな感じで疲れが浅ければ浅いほど回復できる割合が大きいと実際に自分で体験して思ったので、疲れの度合いが少ないほうが回復できるんですよ

翌日に過負荷を掛けることで、回復量が落ちてしまうので余計に疲れが感じやすくなるという事になるので、意味のないどころかマイナスなんですよね
 
 
残業を減らそうと思うのであれば仕事の総量を減らすべきなのに、減るどころか逆にどんどんたまって増えていくという逆効果になることが多いです
 
 

早く帰るのは上だけで、サビ残で仕事を押し付けられる

私の職場で実際にあるのは、ノー残業デーというのは上だけが恩恵を受けれるので、残りの仕事は基本的に下の人間に全て丸投げでした
 
しかもノー残業デーなので残業代がつかないので、ただの「ノー残業デー」に変化しているといっても過言じゃありません
 
 
押し付けられた分、自分の仕事がこなせなくなるので結局自分の仕事量が増えて上記の事を組み合わせると自分の負担が増大化するだけという 
 
 
他にも現場仕事だと、何か突発的なトラブルが発生すればノー残業デーお構い無しで仕事をすることに
 
もちろんこれもノー残業代デーになるというオチ・・・
 
 
早く帰れるという利点が全く機能せず、残業代がもらえなくなるというクソっぷりだけが抽出させるというゴミ制度と化することが多かったですね
 
更にコレが悪化していくと他の日までノー残業代デーとなっていく事になり、環境改善に取り組む行動のはずが、逆に環境を悪化させる事につながるのです
  
 

結局前後にしわ寄せが行くので意味がない

私がノー残業デイなんて腐った言葉があった時の職場に居た時は、慢性的に残業があるくらい仕事量が多いという事は、一日休むと前後にしわ寄せが行くんですよね
 
前日か次の日がノー残業デイ部分の残業をそのままやるような感じになってしまうので、結局意味が無いか余計に疲れるだけでした
 
 
しかも上乗せした所に「仕事を上乗せしてやってるから他の分もやってしまおうか」とか負担に負担を更に掛けるような事をするような意味不明な会社が多かったので余計に疲れるだけなんです
 
 
仕事量が多いから残業をしているのに、その総量を減らそうとしない会社が多いので、結果として何処かにしわ寄せが来て泣きを見ることに・・・
 
ノー残業デイとか頭悪い言葉で人を騙そうとするか素でわかってないアホが居る職場なんてのはこんなもんですよ・・・

 
 

ノー残業デーでも奴隷になる社畜が鬱陶しい

私はそんなノー残業代デーに働くのは本気で馬鹿馬鹿しいと思って仕事を全力で終わらせて帰ろうとするのですが、そういうことをすると大体呼び止めが入るんですよ
 
 
「皆ノー残業デーでも残業を頑張っているのに自分だけ定時で帰ろうとするのはやる気がないの?」
 
 
と・・・
 

ノー残業デーがある職場は片手で数えて指が普通に余るくらいのところでしたが、本当にこれ言われるんですよ
 
私から言わせれば言葉の意味が分かっていない宇宙人と話している気分で訳がわからないですね・・・
 
実際やる気が無いことだけは普通に認めますが・・・
 
 

本当に残業が美徳だと心の底から思って支配されている社畜の相互監視のせいで、ノー残業デーが全く機能していないというのはよくある話
 
上の残業代が出ない事も足すと「残業代が出なくても職場に奉仕するのが美徳」とか本気で思っている人間が結構居るんですよ
 
上が言うならまだ洗脳を仕掛けてきていると理解できるのですが、横のつながりがこういうことを言い出すのでもうアウトとしか思えない 
 
 
 
これで振り切って帰ろうものなら翌日から白い目が発生するので、仕方なく残るという人が多いんですよね・・・
 
「ノー残業デーだから帰る?帰ってもいいけど明日からどうなるかわかってるよね?」
 
というこんな感じの無言の圧力を掛けてくる職場が殆ど・・・というか全部でした 
 

結局は奴隷の相互監視を強めるだけで全くメリットがないように感じますね
 

賃金を抑えられる傾向にある

先ほど上でも少し書きましたが、上記にあるノー残業代デーの話もそうですし、残業をなくそうと思うのであれば仕事量を減らすか人を増やすかして根本的な解決をしなければなりません
 
しかし仕事を落とせば会社の利益が減ってしまうのでそういうことをしたくなく、であれば後者を実行するしかありません
 
 
その後者を実行するとなると人件費が増えてしまうので、会社としても今いる従業員に対して雀の涙ほどの割り増しを払って対応したほうが安いということになってしまうのです
 
そういう会社は完全に人件費を抑えるためなら何でもするような会社なので、今いる従業員も基本給を抑えられて残業代で割増されても全然増えないので事実上では格安で使い放題になってしまうのです

残業代というのは割増しで払うことで経営者に損するのは嫌だと思わせることで残業への抑止力になっているはずなんですが、それと逆行するかのように基本給を抑えてバカみたいに格安で使うということをやっているから残業が常にあるような状況になってしまうのです
 
 
なのでノー残業デーみたいに残業が慢性化しているところは人件費という抑止力が全く機能してない証拠なので賃金が抑えられて安い傾向が滅茶苦茶強いです

 

終わりに・残業というのは無いのが普通なはず

本来なら残業というのは無いことが普通なはずで、常に残業が発生しているから社畜もおかしくなるとしか思えない
 
この「ノー残業デー」というのは、さも残業を無くそうと取り組んでいるように見せかけて、実際は適度にガス抜きを行って、その他の日をイエス残業化するための手段としか感じないです
 
普通に仕事量を適切な量まで減らせと本気で言いたいですね・・・ 
  
 
そしてそんな事を言い出すような職場は既にもう狂いきっている証拠だと断言していいです
 
だから改善しようとしたとしても余計にこじれて悪化していく一方で、ある意味ではもう既に手遅れであると言っても過言じゃありません
 
 
そもそもが毎日定時退社を行うことが普通なはずなのに、わざとらしく「ノー残業デー」なんか言ってる時点でお察しなんです
 
残業とはイレギュラーなモノなのに、毎日常にあるというのは本当に狂っている証拠ですし、そんな狂った環境は手遅れで改善することはまずありませんので、仕事よりもプライベートを優先したい人はそのような環境から抜け出して環境そのものを変えるのが一番の対策なんです 



 
 

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