「やりがい搾取」に注意せよ!ブラック企業からの搾取を許すな!

やりがいよりも金や休みをよこせ!  
 
 
どうも!やりがいなんてクソだと思っているAtusiです!
 
 
新年度になり、そろそろ茶番劇であろう就活を終えて働く人が動き出す時期だと思いますが、会社に入ったからと言ってまだまだ油断は禁物
 
あからさまな労働基準法違反をして劣悪な環境で就労させるブラック企業の存在は、このブログにたどり着けるような人であれば知らない人はまず居ないと思われますが、あからさまな手口以外にも
 
 
「やりがい搾取」
 
 
という手法で、労働者を使い潰すという事があることを知っておいて貰いたいと感じたので、今回はこの件について記事を書こうかなと
 
もし、今在籍している会社が少しでも以下に該当している場合は要注意だという警告を出しておこうかと
 
 
 



やりがい搾取とは?

日本の労働を見ていると、働いて賃金を得ること以外にも、社会的に有意義な事をすることで
 
「いいことしたなー」
 
という満足感を充実させて、満足しているから低賃金でこき使うというモノ
 
 
どの業界でもある程度は存在するのですが、分かりやすいのが福祉業界で、介護とか大変な仕事であるにもかかわらず無茶苦茶給料が低いけど、それでも満足して働いてるのとかがいい見本ですね
 
実際私も手取り13万とかで働いていたことがありましたが、納得できる金額ではありません

 
コレが本人が心の底から満足しているのであれば、それはそれで別に外野である私があれこれ言うことでは無いのですが、この「やりがい」というモノを過度に押し付けることで本人は納得していないのに薄給で劣悪な労働環境で使い潰すという手段でこき使う経営者が非常に多い 

 
社会的に有意義なことをやっているという事を感じて頑張る。そのことは別に良いのですが、それによって経営者とかが利益を溜め込んでいたりすると完全に搾取
 
しかも経営者にとっては別に誰がやってもいいという考え方だったり態度だったりすることが多いので、その頑張りすぎて潰れたらパーツを変えるかのごとくポイ捨て
 

 
あからさまな労働基準法違反であれば反抗する気力も湧いてきますが、いざ反抗すると
 
「社会的に有意義な事をやっていて素晴らしい貢献をしているじゃないか」
 
等と説得されると、反抗するための牙を抜いてきたりするんです 
 
 

いざ経営者と戦おうと思っても、ネタを知らなかったりするとこういうことを言われるだけで決心が鈍ったり、おだてられて有頂天になったりしますからね 

 
現実に日本ではこういう事が多々あるので、警戒すべき案件なんです 
  
 

やりがい搾取をしている所の見分け方は?

実際にやりがい搾取を行っている企業に居た経験として
 

・給料を積極的に上げようとしてくれているか?
 
・個人の生活の為に考慮をしてくれるか?
 
・個人を安定して雇用しようとしているか?(故障してもサポートしてくれる体制の有無等)
 
 
とまぁこの様に「労働者を守る」という事を考えているかどうかというのは非常に大きいです
 
 
ちなみにコレの一つ上にある言葉は、私が手取り98000円だった時にあまりにも給料が低すぎるので交渉しに言った時に実際に言われた言葉です
 
結局「社会的に有意義な事をやっているから素晴らしいことをしているという事実だけで十分じゃないか」と言われて給料は上がらなかったですね
 
 
そしてその後に経営が傾いたので昇給が今後一切なしとボーナス大幅カットという事になりましたが・・・
 
  

やりがいを押し付けてくる先にあるものとは?

やりがいを押し付けてくる先にあるものとは

やりがいがあるなら、お金は少なくていいよね?
 
ということの押し付けです

これは様々なブラック企業を転々とし、ただの一つも例外は無く何処も例外なく同じ意味だったので当たってる相当自信があります

サビ残等、無賃金で仕事を押し付け「やりがいがあるから平気!」とか押し付けて来る企業ばかりでした
 

やりがいなんぞいらないから金をくれ
 
って本気で感じますね
 
 
私が考えるやりがい搾取への最強の自衛手段はお金を最優先に考えて常にお金に大して汚くいること
 
そもそもお金ってのは別に汚いものでも何でも無いですし、汚いって価値観を植え付けているのは間違いなくお金を使って洗脳する側なんです
 
その証拠にお金を汚いって言う人間で金持ちじゃ無い奴って見たことありませんしね。汚いと思うなら自分が先に汚物を捨てろと思って見ていますが・・・
 
 

労働を行うのも全てお金の為ですから、労働に一番求めているお金を優先せずに精神的なやりがいを優先しろというのがおかしな話
 
やりがいではお腹は膨れませんし、ご飯を食べようと思うのであればやはり現代ではお金を稼ぐという価値観が最強なんですよ
 
 
  
 

「苦行 = やりがい」と勘違いしてる馬鹿が多い

そうして、無賃金労働を押し付けてやりがいと言う奴の思考は
 
 
やりがい = 苦行を受けること 

という、頭がお花畑の方程式が絶対に成り立ってます
 
 
「やりがいって何ですか?」って聞けば、長時間労働をやりきった事や、他無賃金でも文句を言わずにやり遂げた事、などばかり挙げる人間が多かったです
 
「そういう苦しいことを乗り越えると気持ちがいいだろ?」って言われましたが
 
 
避けられる苦行であるなら全て回避するのが良いと考えています
 

 
さらにさらにこれが進むと、いつの間にか「薄給激務で働くことがやりがい」という風に薄給激務とやりがいがイコールになってしまうのです
 
正しくは
 
 
やりがいがあるから薄給激務をこなせる
 
 
だったのが
 
 
薄給激務をこなせばやりがいになる
 
 
に変わり、最後は
 
 
薄給激務はやりがい
 
 
というトンデモ理論に変わってしまうのです
 
こうなると全く似て非なるもので、中身は宝石からクソの塊という落差が激しいものになってしまうのです

このようになってしまうと薄給激務をおしつけてもやりがいがあるからいいということになってしまいますが、そんなものに本来の意味でのやりがいなんてないと断言できますね 

やりがいは自分で見つけるものであって、押し付けられるもんじゃない

やりがいという感情は、押し付けられるものでは無く、自分で感じるものなんです
 
 
私自身が唯一仕事で、やりがいだったと感じるのは 
 

介護施設で調理師の仕事をして、居心地が良かったけど辞めた理由2つ
  

施設で調理に関わってる時だけでした
 
この時は本当にやめるちょっと前まで仕事も楽しかったです

しかもやりがいってのは苦行を進んでやることではなく、調理した時に味付けが上手く行った時、返ってきた残飯の量が少なかった時等、そういう時に感じてましたね
 
野菜の皮むきが早く出来たときとかも嬉しかったりとかしたかな 
 
そういう時はいい仕事だと思いましたが、苦行を進んでやっていた事とかは一切ない 

元から料理は趣味みたいなもので遊びの延長みたいな感覚だったし、それの延長線で調理師免許も取りましたしね
 
好きだったからこの様に出来たって側面ももちろんある
 
遊んでるようなものだったから給料低くても、文句はさほどなかったです

やってることが嫌いだったら、やりがいとか死んでも出せないでしょうね 

 

私の経験上では、確かにやりがいを自分の中から感じるようになると多少の労働条件の悪さや薄給激務な状況でもこなせてしまうんですよね
 
ある意味ではブラックな労働でもこなしてしまえる精神状態になるというのは間違いないです
 
だからこそ世の中のブラック企業はやりがいを持つことをやたらと強要してくる傾向が強いのです

労働みたいなクソなもんをやるのであればお金や何かしらの代価がないと動けないんですけど、その代価になるものが自分の中から勝手に湧き上がる状態になってしまうと多少のことはできてしまうんですよ
 
 
だからやりがいそのものは決して悪いとは言いませんし、ある意味ではクソ条件の中で仕事をするのであれば必要かなとは思いますし、仮に自分で仕事をするにしても割に合わない状況で踏ん張るのにこういうのがあると便利は便利ですからね 

 

終わりに・自然とやりがいを感じさせる仕組みがない会社はクソだと断言する!

そういうわけでやりがいというのは自分の中から自然と出れば多少の条件の悪さでも頑張れる素晴らしいことだとは思いますが、他人が強いるのであれば条件の悪さを押し付けようとそれっぽく正当化しているだけに過ぎないのです
 
他人からやりがいを強いて発生させるということは無理ですし、やはりそれを補うために給料や待遇が存在しているのです
 
 
仮に薄給激務をこなしてほしいと思うのであれば、自然体でやりがいを感じさせる仕組みを作るべきですし、会社側からこんな言葉が一言でも出たらそう感じさせることがないクソ環境だと断言していいです
 
さらに言えば衣食住足りて礼節を知るなんて言葉もあるので、やりがいを感じるにしても最低限の生活+アルファくらいができるくらいの給料を出さないところはやりがいなんて口に出す資格はありません
 
 
間違いなく会社側からやりがいなんて言葉が出たら薄給激務を押し付けて正論っぽく聞こえるようにして反論をさせないためのクソ口実なんでそのような環境からは逃げるべきだと断言しますね!

 
社会的に有意義な事を用意して、それっぽいことを言えば人を操ることって成立してしまうもので、特に新卒で働くようなまっさらな人間には通用しやすいです
 
私も新卒や社会経験が薄かった事は自分自身も騙されそうになったことが多々あり、意外と洗脳というものが出来てしまうという恐ろしさをこの身で体験しています
 
今こんな事を書いている私でも染まりそうだという事を考えれば、ねじれてない社会の闇を知らない人は容易に染まってしまうでしょう
 
  

やりがい搾取を押し付けてくる人間は、どういう理由であっても最後は労働者を如何に安くこき使うかということしか考えていません
 
どんなに美辞麗句を並べても根本にあるのは搾取することのみで、こんな事が美徳であるはずがない
 
「衣食住足りて礼節を知る」なんて言葉もありますし、自分が完全に満たされてから、その余分を他者の利益に回すのなら良いことかもしれませんが、自分が足りてないのにやりがいとか押し付けられて自分が死んだら元も子もない 
 

 
だからこそ、労働をするということはやりがいを感じることよりも、まずはお金を稼ぐためという意識を絶対に忘れずに居て、割に合わないと思ったらすぐにでも辞めるべきです
 
働くのにはまずはお金であり、それがないところはすべて働く価値のないゴミ底辺であり、やりがいなんてのは最低限すべて満たしてからのことなんです



 
 

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