「少数精鋭」はブラック企業の証!ただの零細企業だと断言する!

言葉はかっこいいけどそれって・・・
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を歩いてきたAtusiです!
 
 
昔、面接を受けていた会社に、極端に会社の規模が小さい会社の面接を受けたことがありますが、その時に言われたのが

 
「我が社は少数精鋭です」

 
これ、一社だけじゃなくて何社でも聞いたことがあるので、中世ジャップランドの共通の合言葉なんでしょうかね?
 
 
 
かっこいい言葉の響だとは思いますが、こんなの現状をかっこよく言うのでは無くゴミクズな内容を隠しているケースが大半です
 
以前居た職場の中に、グループ全体はともかく職場では少人数を経験しているので、この少数精鋭という言葉が出た時点で地雷だと言うことを書いてみようかと!
  

 



人が雇えないほど利益がなくて細ってきている

少数精鋭なんてかっこよくごまかしていますが、裏を返せば「お金が無いから人を雇えない」と言ってるようなものです
 
下手すれば人どころか、経費で落ちるはずの道具代や、残業代が出ないなんて事もありえます
 
 
 
「少数精鋭による小回りがー」とか言うのもよく聞くけど、小手先のテクよりも大きな力のほうが強いというのはゲーム内でも現実世界でもそれを証明しています
 
動きが鈍いとか言われている大企業とかのほうがなんだかんだっていって売上とかも大きいですからね  

 
 
よっぽど堅実なトップでも無い限り、社長とかやるような人間は会社の規模を大きくしたいと思うのが普通ですからね
 
それが出来ないということは何か問題があると思うべきです

間違いなく会社の人間はある程度余裕がいるくらい居たほうがいいのですが、絞らないと運営ができないという時点で事業に問題があるケースも多いです
 
さらに少数精鋭とか言いながらも実際は人が欲しいのに払うべき賃金が安すぎて割に合わないと判断されてやめられているケースがほとんどです

そういう会社では「精鋭」に払うような給料じゃないということが本当に多かったですね

 
特に会社規模が徐々に小さくなってる場合なんかは要注意ですね 

  
 

普段から仕事量が多い

そして精鋭なんて言葉は、ただ過労を押し付けているだけでしかありません
 
 
人数が少ないので数をこなすためには一人の負担が滅茶苦茶重いですね
 
私の時だと12時間以上の勤務とか当たり前になっていましたし、それでも終わる気配は無かったです
 
 
更に上記の金が無いほどやせ細っていることを組み合わせると
 
 
・金がないから人を雇えない
 
・数が居ないから仕事をこなせず利益が発生しない
 
・仕事をこなすために過労しか無い  

 
 
という最悪の無限ループに陥る可能性が・・・・
 
更に付け加えると、過労によって労働効率がガタ落ちするので悪循環です
 
 
私の所は、更にココから窮屈しているのを取引先に見破られていて、すっごい足元見られて居ましたね
 
売れば売るほど赤字になる。しかしそれでも取引してくれるだけマシとか事業として積んでいました

激務な上に金払いも悪いとなると働く理由は本当にありません

「激務でも仕事を覚えて次に生かす」とか言ってとどまる人間もいましたが、逆に利益率の悪い稼げないようなことだからこそ薄給激務になっているので、むしろそんなクソ技術はいらないのです
 
学ぶにしても反面教師の失敗例として覚えておいてとっとと次を探したほうがいいんですよね

 

一人休むと負担が激重でリカバリ困難

そういう所は、普段からでも仕事量がとっても多いです
 
そんな中で一人でも欠けると仕事の負担量は激増します
 
負担が増えてもこなせるならまだマシでしょうけど、下手すれば限界まで仕事をしていたとして、コップの水に例えると表面張力起こして限界だった所に水を注いでアウトにするようなモノです
 
 
上記のように普段から安全係数が全くないギリギリの状態で回しているのに、それが一か所でも崩れたら全体が崩れるのは当然のことです 
 

普通に人が多い会社なら、誰かがフォロー入ればそれで終わりなんでしょうけど、人が少ない所はそういうわけにもいきません
 
「少数」なんで代理の人が用意されていない環境でしょうし「精鋭」なんで同じくらいこなせる人は限りがあるということです・・・
 

 脆い上に、一度崩れたら即死する

仮に少数精鋭で回せていたとしても、上にも書いたように表面張力起こしてるコップみたいなもので、脆い上に一度壊れたら即死コースなんですよ
 
本来だったら何かあった時の為に余裕は残しておくべきなんでしょうけど、その余裕すら使い切っていますからね
 

まず立て直しは不可能でしょうし、私の居た所も「私が辞める」というトラブルが直接な原因かどうかまでは分かりませんが、辞めてからしばらくして前を通ったときには廃墟になっていましたし
 

今の御時世は安定なんて大企業にすら無いとは思っていますが、そういう事を差し引いても脆すぎなんですよ 
 

仮に本当に少数精鋭だったとしても、それって一人でも欠けたら一気に崩れるという危ない状況であるということでもありますからね

運営する側においては少数のほうが払う賃金が少なくていいかもしれませんが、労働者視点で見ると過度に仕事を押し付けられて過労で倒れて崩れてもリカバリする仕組みがないというのは危険です
 
 
 

そもそも未経験者雇ってる時点で精鋭でも何でもないよね?

そもそもの話なんですが少数精鋭とか言っている企業が求人を行って未経験者を募集している時点で精鋭でもなんでもないのです
 
なので上記のようにただのクソブラック企業がかっこよく言ってるように見せかけて中身はごみであると断言が出来ます
 
 
そうなる背景は賃金が安く激務であるから割に合わないと判断されてしまい、それを補うために今いるお人よしを徹底的に搾り取るのをごまかすためにこういう言葉を使っているのです
 
 
未経験者を雇って精鋭と言ってるなら大嘘ですし、そんな未経験者でも出来てしまう仕事しかしてないのであれば、ただ単に程度の低い仕事だということです
 
どっちに転んでもろくでもないことだけは確かだと断言ができます
 

人間関係が濃すぎる上に逃げ場が全くない

そして小さな職場というのは人間関係が非常に濃い上に逃げ場が全くないので、プラスに働けばいいのですが大体はマイナスに働きます
 
 
会社規模が小さいとそれだけ人間関係などで何かもめごとがあった場合、周囲はめんどうな事が起きたら大体はどっちが良い悪いかではなく声が大きいほうにつく傾向があります
 
そして大体の場合って声がでかいほうが間違っていることが多く、それを声の大きさのみでごり押ししてしまい、結果として正しい意見を持った人間が淘汰されていくので自浄作用が全く機能していません
 
 
こうして職場にいた好き放題するお局なんかが顔を利かせてしまい、結果的に厄介な人間の顔色をうかがうような奴隷ばかり増殖していきました
 
必然的に残るのは声のでかい人間に賛同するか、裏では嫌がっていても表面上合わせることができる人間かのどちらかで、良くも悪くも人間の質が凝縮されやすい傾向にあります
 
 
とにかく歯向かうものは排除されるという地獄絵図みたいなことになり、これが本当に正しいことができる人なら救いようがあるのですが、実際は間違った奴が生き残りやすいです
 
そしてそういう環境に嫌気がさしてしまってまともな人間がどんどんいなくなるということになりやすいです
 
 
 
また、人間関係が嫌になったときに大企業であれば部署を変える配置転換や、環境を変える転勤などもあり、逃げることができますが、小さい会社というのはどこにも逃げ場がなく、逃げようと思うのであれば職場そのものを離れるしかないということは決して珍しくありません

 

一つ一つの仕事の程度がとても低いので稼げない

少数精鋭とうたい文句の職場を経験して感じたことですが、一人の負担が大きくあれこれやる割には、一つ一つのことの程度が低いので会社そのものが稼げないということが多々あります
 
 
大変さと仕事の質ってのは反比例していることが多く、楽だと感じることのほうがより良い成果を出しているといっても過言ではなく、負担を大きくしてあれこれやると一つ一つがおろそかになってしまいやすいのです
 
 
大企業も経験したのですが、大企業が稼げる理由ってのは規模の大きさももちろんあるんですが、決められた仕事をとにかくすることで余計なことをしなくていいので小さいところに比べて成果を出しやすいので大きな仕事が入って利益がいいということを肌で感じました
  
 
少人数の職場って現場や事務や営業なんかも掛け持ちすることが多く、確かに大変ではありますが一つ一つが特化したことをやっている人間には遠く及ばなく、程度の低い仕事であればほかに頼めばいいということで足元を見られ、利益率がものすごく悪くなるので人を雇えず、人数が増えないという脱出できない無限ループに入っているのです
 
 
少人数の職場がなぜ少人数のままなのかというのは、はっきり言って少人数だからというのが理由であるといえるのです
 
そして稼ぐ効率が悪い会社はいつまでたっても仕事が楽にならず、下手すれば職場が維持できなくなって倒産ということも珍しくないのです
 
 

終わりに・意識低い人は辞退すべき、というか意識高い人も逃げた方がいい

という訳で、少数精鋭なんて謳い文句にしている所は言葉がかっこよくても中身は終わってる可能性が非常に高いです
 
成長企業に乗っかるというのはノウハウをパクったりするのには有効かもしれませんが、それでも滅茶苦茶少数の時に乗っかるのはリスクが膨大すぎる上に、見返りを得られるかどうかを考えてもあまりいい選択とは言えません
 
そんなのに好き好んで飛び込んで結果を出せるやつは、そんなことをしなくても結果を出せそうですし、もっと別のやり方もあるでしょうしね
 

というか大体は少数精鋭なんて言ってるのは満身創痍の無能が強がっているケースが大半で、大体は人を雇う余裕も利益もない会社で落ちていく途中だということが大半です
 
成長過程どころか、実は落ち目の死にかけということも決して珍しくありません

 
仕事に対して意識高い系でも避けれるのなら回避したほうが良いと思うし、生活費さえ稼げれば後はどうでもいい。みたいな意識低い系は絶対に少数精鋭なんて場所には行ってはいけないと断言できます
 
 
少数精鋭という言葉が出たら「ただの零細企業」と脳内変換できれば踏みとどまれるでしょうね



 
 

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