団塊世代には若者の貧困が理解できない理由を書いてみる

若者世代と団塊世代との認識の差は・・・
 
 
 
 
どうも!貧困若者世代に属するAtusiです!
 
 
今回は、若者世代にいちゃもんをつけてくる団塊世代とは決して分かり合うことはないという事が最近では確信に代わりつつあります
 
よくよく考えれば、向こうは時代に恵まれて、若者世代は負の遺産のみ押し付けられたような不平等感があるんですが、それで団塊の世代は現代の世代をけなして来るので、確実に両者が分かり合う事は無いでしょう
 
実体験から団塊の世代の思考と若者の思考の差のことを記事にしようかと
 
 
 



非正規雇用は怠け者の象徴ではない

よく非正規雇用で居ることを
 
「責任を負いたくないから」
 
「怠け者の象徴だ」
 
という意見を団塊世代から直接聞くことがあるんですが、こういう風に認識している時点でおかしい
 
 
確かに現代でも正規雇用についている人間が居ますが、明らかに昔と比べて正規雇用の枠そのものが減っている件
 
更に労働に関して私の一番古い記憶を辿ると、新卒の月給が20万円の求人を見た両親が
 
「今の新卒って低いなー」
 
とか言ってた記憶があるので、現代とはもう訳がちがう
 
 

それに年々労働者に求められるスキルというのは確実に高くなり、現代の時給800円程度のアルバイトでも過去に戻れば超戦士です
 
コンビニのバイトなんか結構いい例で、コンビニが始まった当初は楽なバイトの象徴として扱われて居ましたが、現在だと明らかにアルバイトの枠を越えた仕事量と範囲を最低賃金に近い金額でやらされたり
 
しかもまだまだコンビニのアルバイトの業務というのは増えているんで、今後は増えることはあっても減ることは無い
 
 
 
明らかにこれはもう努力なんて範疇を越えている状態で、限界まで働いても最低賃金って人も少なくない状態
 
 
それに正社員の求人なんかも、名前だけ正社員でその他待遇なんかが正当に支払われないということもザラ
 
 
現代の非正規雇用の選択ってのは責任を負いたくないとういう考えは多少はあるかも知れないけど、明らかに昔と違って責任を背負ってまで得られるものの見返りはない
 
更に社会の要求水準が年々上がっていって際限が無いし、この傾向は時代が進むに連れて上がることは必然なので、段々とついていけない人間が出てきてもおかしくない
 

昔は収入が多く税金が安かったので自由があった

上にも書いたけど、20年ほど前は新卒の給料が20万でも安いと言える時代がありました
 
今では正社員でも月給14万でも仕方がないと思える事を考えると破格の待遇ですね
 
 
更に昔は税金なんかも緩かったので、その分 人々には余裕がありました
 
ぱっと出せるのとかだと、消費税とか昔は無かったのに今は8%
 
ガソリンなんかもリッター80円って看板も普通にありました
 
介護保険制度なんかも無かったですし、年金だって掛け金は安く50歳で貰えるなんて時代も
 
 
 
現代は物価が高くなったのに、貰える給料も全体的に減って、今では年収200万でが中間層になりつつあるという恐ろしい時代
 
人間らしい生活をするのに一人分で月給21万が必要という計算を見たことがありますが、これを12倍して252万
 
中間層ですらこの基準に届いていないという恐ろしい状況
 
 

 

しかし団塊はこんな現実なんて一切分かりません
 
 

年収600万円と日給1万円が同居する頭

実際に聞いた団塊の意見で面白いなーと思ったのが、団塊の頭では
 

・20代でも年収600万は普通
 
・日給1万円あれば貯金が出来る
 
 
という意見が同居していること
 
彼らの頭では、日給1万を365日で掛けるということを行っていないし、更に休日のことも無視している
 
1万に365を掛けても365万にしかならない上に、年間休日120を引けば245万にしかならないという計算に気がついていない
  
 
 
某所で喋ったこのおっさんだけかな?と思ったけど、不思議と程度の差はあってもだいたいの団塊世代がこういう計算方法がガバガバで話にならない
 
 
きっとボーナスが年で400万くらい貰える魔法の世界の住人かなにかとして見ています
 

終わりに・団塊の世代がごちゃごちゃ言ってきても気にする必要はない

こんな感じで団塊の世代というのは、本当に恵まれた時代に生まれて一番利益を受けた世代なので、現代の若者と状況が違いすぎます
 
だからこそ、そんな連中がごちゃごちゃ言ってきたとしても、一切聞く耳をもつ必要はない
 
 
特に「努力をしてないからお前らは貧乏だ」なんて意見はスルーすべき案件
 
 
確かに中には20代でも億稼ぐ連中も居ますが、本当にああいったのは一握り
 
やはり大多数がそれなりの頑張りで、それなりの生活を送れるというのが大前提なのに、必死こいて過労死寸前まで労働をして生活できるかどうかって時代はやっぱりおかしい筈だ
  

 
それなら同じ努力をするならば、頑張っても得られる収入がさほど増えない時代で増やそうとするよりも、少ない給料でどうやりくりするかと考えたほうが絶対に良い
 
15万しか貰えず、死ぬほど努力して1万しか増えないのであれば、コストを減らす方向に努力をして、15万を半分しか使わないようにすれば相対的に見て倍の価値がありますからね
 
 
団塊の世代は若者世代のこんなギリギリの状況を知らずに、自らの成功体験だけで語るので、成功出来る状況が変わっていることに気がついてません
 
そういった世代の助言はさほど役に立つ事は無いので、一生分かり合えることは無いと判断し、適当に聞き流すようにして、せめてストレスを溜めないようにするべきでしょう
 
 



 
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