「経営者目線」は労働者には不要!強いる職場は全てブラック企業だ!

なんで奴隷の立場でそんな事をする必要があるんですかねぇ・・・
 
 
 
どうも!数々のブラック企業を転々とした経験を持つAtusiです!
 
 
よく就職していた時代に上から
 
「経営者目線で働け」
 
という言葉を言われることが多かったですし、ネットを見ていると私だけでなく他の人も結構言われているみたいなので、きっと全国規模で言われている言葉なんだと感じます
 
 
しかしこの言葉を言われてから一度もそういった目線で働いたことは無いし
 
「なぜ労働者の立場でそんなことをしなければ行けないのか?」
 
という感じで常に否定的に考えてました
 
 
しかし世の中ではこの考え方が蔓延しているし、アルバイトにまでこんな事を求めてくるから狂ってるなって思うんですよね
 
今回はこの経営者目線で働くということに関して否定的な意見を書いてみようかと
 
 



実際に下っ端が経営者ごっこをすれば怒号が飛ぶ

はっきり言って労働者が経営者の真似事をしようとしてもごっこ遊びの範疇は超えないのでこういう表現してます
 
 
こういうことを言われる割には、実際に経営者目線で物事を考えようとすると
 

「ろくに仕事も分かってないのに知ったことを喋るな!」
 
 
と怒号が確実に飛んできます 
 
 
怒号が飛んで来るということは、この言葉で求められていることはそういうことじゃないという証で、何が求められているのか?と言われたら次項へ

 
 

経営者と社畜の利益は真逆のモノ

経営者と社畜というのは求める利益が相反するモノなので、両者がそれぞれ利益を追求すると絶対に交わることは無いです
 
例えば
 
 
経営者得 = 人員不足の状態で発給で限界まで酷使する
 
社畜得  = 出来るだけ余裕ある人数でゆとりを持ち賃金を多くもらう
 
 
他にも沢山有るけど掘り下げていくと経営者の利益と社畜の利益って全てイコールにならないんです
 
サビ残とかも経営者は得ですけど、労働者にしてみればたまったもんじゃない
 
逆に有給休暇とかは労働者は得しますけど、経営者から見れば仕事もしてないのに払うってのも利益にならないですよね
 

労働基準法とかまともに守れば会社が傾くから守らずに労働者に劣悪な環境を強いている所って多いですからね 
 

この経営者目線と言われていることは「経営者が得する事を考えなさい」という意味です
 
しかし経営者が得することというのは同時に労働者にとっては大損することばかりなんです
 
 
例えば労働者がサビ残や無償休日出勤なんかを行うと、労働者に賃金を支払ってないのに労働力を手に入れて経営者は得をしますね?
 
しかし労働者からしてみればただで時間と労力を取られただけで損をしています
 
 
一例を上げればこういうことですが、経営者と労働者の利益というのは全て相反するものであり、どちらかが得をすればどちらかは損することになり、双方の利益になるということは絶対にありえないんですよ
 
仕事が沢山入って臨時ボーナスが出るような会社であったとしても、稼いだ利益からは程遠く、かなりの額をピンはねされて渡されたりすることを思うと損してたりしますからね
 
一見双方が得するように見えることでもよく見ればそんなことはありえないということがよくわかります
 

 
よって会社で強いられる「経営者目線で働け」と言うのは
 
「労働者が損するような働き方で組織を儲けさせなさい」
 
という意味なんですよね 
 

 

経営者目線で働くならそれ相応の待遇を用意しろ

経営者目線で働けと言う割には、待遇が労働者目線だったりするので経営者目線で労働をする必要はないんですよ
 
経営者など上の人間はそれ相応の待遇を得られるからそういう事を考える必要がありますが、低い待遇ではそこまでする義理はないのです
 
 
そういう報酬を用意せずに、義務や責任だけを与えてくるという経営者こそ「経営者目線で考えろ」と言葉を返しますね
 
アルバイトとか使い捨て前提の人間にすらこんな事を求めてくるのははっきり言って異常です
 
 
労働者待遇であればそれ相応の低い目線で見ればいいと断言しますね
 
経営者目線なんてそれ相応の待遇や見返りがある状態からやればいいのです 

 
 
そして経営者目線で労働をしたとしても給料が経営者と一緒になるか?と言われたら絶対にそんなことは100%ありえないです
 
上にも書いたけど労働者が損するように働いて得た利益を経営者は全て吸い取ってしまいますからね
 
 
これがもし経営者視点で働いたとして、給料が同等であるのであれば分からない話でも無いのですがね・・・・ 
 
 
 
どんなに逆立ちしても社畜が下克上して経営者になるということは非常に稀ですし、そんなことが出来る能力があるなら一から起業した方が邪魔も無いのでもっとスムーズに行くはず
 
旨味が無いのに経営者視点で働くことを利益を掠め取るために強要してくるのが多いんですよ

 

 

立場が違うなら見えるものは当然違うはずだ

社畜と経営者というのは立場が違うので見えるものが違うはず
 
経営者という高みから見下ろしてても下界の細かい様子なんてわからないし、逆に労働者がえらい高いとこを見てもあんまりよくわかんないのです
 
 
それだったら各々が見える目線で利益を出すようにすればいいし、それが分からずに環境を整えもせずに経営者目線を強いてくるのはおかしい話
 
例えるなら上から見下ろしてるのに何もサポートもせずに上がって来いって言ってるようなモノなんですよ
 
 
 
経営者は上から見てるんだったら、下の人間が利益を出しやすいように環境を構築すればいいのに、それをせずに間をすっ飛ばすからおかしなことになるんです
 
経営者目線で利益を出すように強要するよりも、上から見て下がどういう風にすれば利益を出しやすくなるかを考えろって常に感じましたね
 
 
 
強要されてて感じたのは、経営者が都合よく社畜を奴隷化するための押しつけの精神論でしかなかったです
 
自分の給料以上の事を強要してきているので、都合のいい部分は恩恵を与えず、デメリットだけを受けろってことでしたからね
  

 

終わりに・労働者は経営者目線なんぞ持つ必要なし

という訳で立場が違いすぎるので最初から労働者が経営者目線で働く必要なんて一切ないのです
 
そんな目線で働いても利益をごっそり持っていかれるだけで搾取されるだけなので、労働者の立場では大損することになります
 
 
私自身も経験があるので分かるのですが、やたらとこういうことを言う会社は搾取する気満々ですし、それ相応の報酬を出すどころか労働者目線で見ても十分とは口が裂けても言えない待遇であることが多かったです
 
そういうことになっているのは上記で書いたように労働者に損をさせて搾り取る気しか無いという証拠ですからね



 
 

 

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